長持ちする家とは

その2  ▼ 長持ちする家である
長持ちの家には3つの条件があります。
耐久性(自分でお手入れできる)
耐震性(地震に強いのが一番)
可変性(一生ずっと暮らせる)

1・耐久性

住宅の材料にはさまざまな種類があり、材料によって耐用年数も変わります。

例えば屋根では、石や陶器瓦は50年以上使用できますが、スレート瓦の寿命は約半分です。
外壁では、漆喰壁は数十年メンテナンスフリーですが、サイディングは10~15年ごとに塗り替えの必要があります。
50年以上の耐久性がある材料で建てる家と、25年しか持たない材料の家では、どちらが長持ちする住宅であるかは比べるまでもありません。
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さらに家の寿命を左右するのは、木の腐り対策とシロアリ対策です。
それらは家の古さはあまり関係がなく、建物内の湿気が問題です。
家を長持ちさせるためには、床下、壁、天井裏の湿度を防ぐことが重要です。
基礎と土台(柱を支える木)の間に通気層を設けます。
そして水道の配管や土台と柱の状態(白アリ被害の有無・腐朽の有無)を点検できる高さにして適所に床下点検口を設置する必要があります。人が入れない床下がない住宅は欠陥住宅と言えるでしょう。
また屋根裏(小屋裏)は床下に比べて乾燥していますが、温度上昇により結露が起こる可能性があります。
木が湿らないように換気口を設置しましょう。

2・耐震性

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日本列島では毎日のように地震が発生していて、私たちはいつ地震に遭ってもおかしくないように感じます。そんな地震災害がおきた時に家族の命を守るためには、可能な限り地震に強い家にするべきだと思います。

住宅の耐震性を上げるポイントは2つ
建物を凸凹しないでシンプルな形にすることと。
そして1階と2階の耐力壁をバランス良く配置することです。

外観のカッコ良さに心を奪われて、大事な耐震のことを忘れないでください。
いまでも経験や勘に頼って図面を書く業者もありますので気を付けましょう。

3・可変性

終の棲家という言葉通り、だれもが自宅で一生過ごしたいと思うのではないでしょうか。
しかし現実にはさまざまな障害(バリア)が存在しています。
例えば、病気やケガを患い一人でトイレやお風呂に行けなくなる可能性もあります。
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私たちはいずれ年をとります。
そんな将来(老後)まで見据えた間取りを考えておくことで、不安が解消できます。

その一例は、車いすでも介助なしに一人で出入りができるように玄関のスロープを計画する。建具は引き戸にする。
トイレやお風呂をゆとりのある広さにしておく。
手すりを取り付けられるように壁の中に下地を入れておく。
階段の1段あたりの高さを低くするなど。

段差の解消は、新築時は比較的簡単にできますが、リフォームでは難しいこともありますので注意が必要です。